TITLE : スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by スポンサードリンク  [ - ]  - -
<< 「教育」という名の「暴力」 : main : コンテンツを生かせないということ >>

TITLE : 「あなた」が必要だということ。

さて、なんでジェンダー、教育の話に流れたかと言うと、
もともとは手塚治虫の話でしたね。

手塚治虫の中での最高傑作に
「人間ども集まれ!」という社会風刺漫画がある。

人間ども集まれ! (1)
人間ども集まれ! (1)
手塚 治虫

話の要諦は、
主人公が人工授精の実験台にされ、その中から無性人間、
つまり性別を持たない人間が生まれてしまう。
そこから合理性だけを追求した社会が生まれる。といった話。
特に印象的なのが、
後半、キャラクターの名前が全て数字で呼ばれるところである。
「192837486!帰ってこい!」といったような感じである。

この手塚の作品はまさに現代社会の病理を突いており、
あまりに壮大な「生命」についての議論を投げかけている。

今日付けのニュースでネットでの集団自殺があり
「自分」が「自分」と認識できているか、について考えてみた。

ふと、「日本の論点」を読み返してみると
香山リカが
「今の日本の若者は特別である自分を求めている。」
と論じていた。
自分自身は特別な存在である、
特別な存在でなければ生きてる価値がない。といって若者は自殺するのだ、と。

確かに先ほどの話で言うと、
若者が今、接しているフリーターが行うアルバイトでは、
数字で名を呼ばれ、労働時間でシフトを組まされることが多い。

「A20」とかいった感じだ。
若者は親から名前を、学校から教育を受けたにも関わらず、
社会システムの資本を支える「A20」として働かなければならない。
そこに個性を表現する場もなく、歯車として。

ある時、知り合いの研究員がNPO設立の議論に対して
事業化するってことは、人的資源を代替可能にするってこと。
つまり、「あなたの代わりはいくらでもいる」って
言い切っちゃうことなんだよ。
と言っていた。

確かに、「A20」がいきなりアルバイトを辞めようとも
どこからかやってきた「A21」が仕事してくれる。
「A20」は誰からも「やめないでよ」とは言われないし、
「まだ続けようぜ」とも励まされない。

情報化により、多くのアルバイトの情報が手に入り
会社も多くの人材を選りすぐることができるようになって
逆説的なアルバイターの悲しさが見え隠れしている。

そうなると、特別な自分でいたい若者のフラストレーションが上がってくる。

そして、こういうウェブログを使って
「オレって実はこうなんだぜ」とか
「もっと個性的な私を見て」とか言うことになって
エログ(わいせつ的なブログ)とか
ヲタログ(オタクが作るブログ)が反映してしまうのだ。

まぁ、なんにせよ 「普通」に生きるのが難しくなってきた現代。

今年の夏、京都で学んだ講義で、
「これからはGNPからGNCになる」ということを聞いた。
つまり、国民総生産から、グロス ナショナル クール
「国民総かっこよさ」が競争力になる。
優れた文化力が国家を成立させる鍵になる、らしい。

だから「A20」とか呼ばれてないで
クールに行こうゼ、クールに!
posted by Kohei Ishikawa  [ 組織科学 ]  comments(0) trackbacks(2)

TITLE : スポンサーサイト

posted by スポンサードリンク  [ - ]  - -

Comments

 
 
 


 

Trackback   [ http://kohei.jugem.cc/trackback/213 ]

キーエンス(keyence)
キーエンス(keyence)の年収・給料や就職・採用・面接、株価、激務などについて。
キーエンス(keyence)  at 2007/05/08 12:06 PM
[きにする][TrackBack]こーへいちゃん
GNC ってid:hosoikの講義ですか だいぶ先生にはお世話になりましたが、実はちゃんと講義を受けたことがない気がします。 だって、朝早い&アサインメントが多いんだもの。。。 今になって思 ...
ため日記  at 2004/10/14 11:42 PM